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Vol.6
エコでナチュラル!コンロのお手入れ術

ベタベタの油汚れやガンコな焦げ付き汚れなど、たまった汚れは時間がたつほど落ちにくくなって、掃除するのもおっくうになり、ついつい後回しにしてしまいがち。そんなコンロまわりのお手入れが、ナチュラルな洗剤でスッキリきれいにできたら‥‥そこで「重曹」を使ったエコなお掃除方法をご紹介しましょう。

お掃除の必須アイテム「重曹」

ふくらし粉、野菜のアク抜き用として知られる「重曹」ですが、最近はお掃除用としても注目されています。重曹は弱アルカリ性で、クレンザーのような研磨作用と乳化作用、消臭作用があるので、油脂汚れを溶かしたり肉や魚の腐臭を消すという、コンロ掃除にはピッタリの効果が得られるのです。

なお、重曹には精製のレベルで薬用・食用・工業用の3つのグレードがありますが、お掃除用には一番安価な工業用で十分です。最近では「お掃除用」として売っている商品もあります。ちなみに重曹はベーキングソーダとも呼ばれますが、ベーキングパウダーとはちょっとちがいます。ベーキングパウダーは重曹にクエン酸やコーンスターチが添加されたものですから、お掃除用とはいえません。

浴室温の違いによる入浴後の血圧変化
重曹とお酢を使って油汚れを徹底洗浄

油汚れなどの酸性の汚れには弱アルカリ性の重曹、水垢や石けんかすなどアルカリ性の汚れには酸性のお酢というふうに二段階で使うと効果的です。どちらも昔から調理に使われているものですから安全で、すすぎに使う水も少なくすみます。

重曹は汚れ部分に直接振りかけたり、重曹2対水1くらいのペースト状にして使ったり、5%程度の濃さで溶かした重曹水で使います。お酢は、調味酢ではなく「食酢」を使用、水2~3に対して酢1の割合で混ぜ、スプレー容器に入れて使います。

ベタベタの五徳に
ベタベタの五徳に

重曹をまんべんなく振りかけ湿らせたスポンジでゴシゴシ!

トッププレートに
トッププレートに

ガンコな汚れには重曹ペーストとクッキングペーパーで「重曹パック」!しばらくおいて拭き取ったら仕上げに酢水スプレー。換気扇にも使える技です。

バーナーと受け皿は
バーナーと受け皿は

手強い油汚れは重曹水で汚れが浮くまで煮沸!半日浸け置きしてからすすぎましょう。

グリルの油汚れに
グリルの油汚れに

受け皿と金網を取り外し重曹を振りかけ湿らせたスポンジでゴシゴシ!すすいで乾かし仕上げに酢水スプレーを。

消臭効果を利用しよう

重曹の消臭効果を活かした活用法もオススメです。魚や肉を切ったまな板には重曹を振り、スポンジで洗うと汚れも臭いもとれます。排水口に振りかけてお湯を流せば臭いがとれますし、三角コーナーの生ゴミやゴミ袋の中に振りかけておけば臭い防止になります。冷蔵庫や食器棚に、1カップくらいの重曹をフタのない容器に入れて置いておけば、消臭剤代わりにも。消臭効果は2カ月くらいですが、その後もお掃除に使えます。

消臭効果を利用しよう