もっと快適!もっとお得なエネルギーライフ

Vol.4
知っておきたい、太陽光発電のあんなことこんなこと

CO2を出さないのでエコ、無尽蔵のエネルギーを有効活用する、余った電気を売電できる…数々のメリットで、普及が進んでいる「太陽光発電」。でも、よく調べてみないとわからない、こんな話もあるんです。

太陽光発電なら停電になってもへっちゃら?

自分の家で発電しているので、災害などで停電になった場合でも電気が使えます。 太陽光発電システムには自立運転機能が備わっていて、その専用コンセントから電気をとれば1.5kWまでの電気が使えます。ただし、夜間は発電しませんし、天気が悪いと使える電力量も下がるので注意が必要です。

上限の1.5kWでできること
上限の1.5kWでできること

テレビや携帯電話など、情報を的確につかむための電気が確保できます。

上限の1.5kWでできること

医薬品を保存したり、ほ乳瓶を煮沸消毒するなど、生命の安全を確保するために使えます。

▼避けた方がよいこと
避けた方がよいこと

電気の使用量が多い電気製品は1.5kWをオーバーするおそれがあります。

避けた方がよいこと

天候悪化で出力が不安定になると、瞬間的な停電に弱いデスクトップパソコンは破損する可能性があります。

導入は早いほうが得?おそい方が得?

太陽光発電のシステムは、普及が進むにつれて価格が安くなっています。だから価格がもっと下がってから太陽光発電を導入する方が得するように思えますが、国は補助金や「売電」の買取価格を高く設定して、普及を推進しています。システムの価格相場に合わせて、補助金や余剰電力の買取価格を下げるよう調整してるので、導入時期の早い遅いでどちらが得か、いちがいにはいえないようです。

導入は早いほうが得?おそい方が得?
太陽光発電の寿命は?元が取れるのはいつ?

太陽電池パネルは20年以上、パワーコンディショナは10~15年が寿命と言われていて、多くのメーカーが「10年保証」という保証制度を設けています。 太陽光発電システムは駆動部分がないので、故障が少なくメンテナンスも不要、他の発電システムに比べて長寿命といわれています。
以前、太陽光発電で元を取るには20年かかるといわれていましたが、現在は補助金や売電単価が上がったこと、そしてシステムの価格が下がってきたことで、 10年から15年で元が取れるとよくいわれます。寿命と合わせて考えると、元を取れてあまりも十分といえるでしょう。

太陽光発電の寿命は?元が取れるのはいつ?

*上の矢印は10年で色変えして10年・15年で元が取れることを表現します

自宅に太陽光発電を導入した場合、年間でどのくらい電気代を節約できるかがわかれば、導入費から計算していつごろ元が取れるかの目安がわかります。ネット上には太陽光発電のシミュレーションができるサイトがあります。自宅の月々の電気代などを入力すれば、地域の晴天率から発電量を計算して、年間でどの程度電気代が安くなるかがわかります。こうしたサイトを利用して、何年で元が取れるか予想してみるのもいいでしょう。