
花粉症の治療は大きく分けて、症状を軽減する対症療法と、根本的に治す根治療法があります。対症療法は、内科や耳鼻咽喉科で抗アレルギー薬を処方して、鼻水や目の充血といった粘膜の症状を軽減します。
副作用で眠くなることがあり、車の運転を控えるなど、注意が必要です。根治療法のひとつとして鼻の粘膜を焼く「鼻粘膜焼灼術」があり、耳鼻咽喉科で受けることができます。花粉の刺激を受けにくくすること
を目的としていて、効果の持続期間は数年といわれます。個人差はありますが、かなり症状がラクになるようです。症状のひどい方はお近くの耳鼻咽喉科にご相談ください。
〈監修〉杏林大学医学部付属病院医師 植地 貴弘さん


顔とマスクのすき間から花粉が入り込まないよう、立体型マスクがおすすめ。


花粉が目に入るのを防ぐため、メガネをかけましょう。顔にフィットするゴーグルタイプもGood。


長い髪はまとめて束ね、ツバの広い帽子でカバー。


フリースやニットは花粉がつきやすいので、表面がツルツルした素材の上着で出かけましょう。

帽子や上着についた花粉は、家の外で払い落とすことが大切。コートや帽子は玄関のそばにかけておくのも◎。

手洗い、うがい、洗顔で、花粉を洗い流しましょう。すぐに入浴して、体についた花粉を落とすのもGood。


掃除機の排気で花粉が舞い上がらないよう、掃除機をかける前に、床をふいておくのがおすすめ。

洗濯物、ふとんは室内に干しましょう。ふとんはいすなどを使って風通しをよくするのも効果的。
